各機能のご紹介
オフライン動作に対応し、TASCAM HS Editorのみで編集/パッドアサインが可能
オフライン編集に対応していますので、HSシリーズの無い環境でもファイル編集やRC-HS32PDのパッドアサイン操作が可能です。編集スタジオでは『TASCAM HS Editor』を用いて準備を行い、CFカードまたはFTP経由で送出用のHS-4000にデータを送ることで分業でき、作業の効率化が可能です。Windows/Mac両対応となっていますので、現在お使いの一般的なパソコンであれば準備作業が可能になります。
パソコン本体のみでの確認が可能な音声モニター機能
音声の出力についても『TASCAM HS Editor』とパソコンのみで可能です。WindowsではWindows Audio/Direct Sound/ASIOに、MacではCore Audioに対応していますので、パソコン本体のヘッドホン端子でも音声の確認が可能です。さらに、音楽制作用のオーディオインターフェースを使用すればより高音質でのリハーサル作業が可能です。TASCAM US-366での動作確認を実施済みですので、あわせてご導入いただくと便利です。
HSシリーズ専用設計、高い互換性でスムーズなワークフローを提供
様々なHSシリーズ専用機能を搭載することで、制作から送出までのトータルソリューション構築を可能にしました。特にFTPクライアント機能を用いる場合は、HS-4000、HS-2000、HS-2とLAN接続するだけで、HS-4000、HS-2000、HS-2に挿入されたCFカードのデータに直接アクセスし、コピーすることが可能です。この際、専用のFTPソフトウェアを起動する必要はありません。もちろんCFカード経由での運用も可能で、『TASCAM HS Editor』でプロジェクトファイルを書き込んだCFカードはHS-4000、HS-2000、HS-2でダイレクトに読み込むことが可能です。画面サイズに合わせた表示が可能
画面サイズは使用しているディスプレーに合わせて最適なレイアウトでの表示が行われます。
音声ファイルの波形表示機能、ズームイン/アウト機能
使用する音声ファイルの波形表示が可能です。波形表示ウインドウに装備されたズームボタンをクリックしドラッグすることでレベル方向と時間軸方向のズームイン/アウトを行うことができます。
HS-4000、HS-2000、HS-2と同一のトランスポート機能(ジョグ/シャトル再生可能)
綿密なリハーサルが行えるよう、本体と全く同じトランスポート操作が可能です。ジョグおよびシャトル再生も可能ですので、リップノイズ探しもスムーズに行うことができます。
プレイリストモード:パッドごとにファイル編集が可能(START/END TIME、FADE IN/OUT、LEVEL)
パッドごとに異なる設定を記憶しておくことができますので、同じファイルを複数のパッドに割り当てた場合でも、それぞれ異なるレベルやスタートポイントを設定することが可能です。スタート/エンドポイントの設定は波形ウインドウ下側の青いマーカーを左右に動かすだけです。フェードイン/アウトも同様に、上部の赤いマーカーを左右に動かすことで設定できます。
RC-HS32PDのLCDでどのように表示されるかを確認可能
プレイリストモードのパッド表示画面は、複数の表示方法から表示方法を選択することができます。RC-HS32PDのパッドと同じ配列で表示できる[Pads]表示がスタンダードですが、一覧で表示する[List]表示も可能となっています。加えて、RC-HS32PDのLCDでどのように表示されるかを確認できる[LCD]モードを装備しています。この機能を使うと、長いファイル名の場合にどのように表示されるか仕込みの段階で確認でき、認識しやすい表示になっていない場合は表示名を打ち変えることができます。
[Pads]表示の通常モード
[Pads]表示の[LCD]モード
[List]表示モード
時間表示を選択可能(ABS/REMAIN/TOTAL/T.REM/TC)
時間表示を任意の方法に変更することができます。プレイリストモードの[Dual]/[Mix]モードを使用している場合は、[A]側と[B]側でそれぞれ異なる表示方法を選ぶこともできます。
タイムラインモード:収録素材の確認や編集に活用できる最大4トラックの録音機能
タイムラインモードはHS-4000、HS-2000、HS-2のタイムラインモードと同じもので、HS-4000、HS-2000、HS-2で録音された音声データの確認や編集を行うことができます。『TASCAM HS Editor』とASIOインターフェースのみでの録音にも対応しています。タイムラインモードでは、Mono/2x2/Poly(2ch)/Poly(3ch)/Poly(4ch)のモードを選ぶことができます。編集後の素材はバウンス機能を使うことでファイルへの書き出しが可能で、書き出し後はプレイリストモードでパッドにアサインすることが可能です。
仕様
ファイルフォーマット | WAV、BWF |
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ファイルモード | Mono、Poly(2ch、3ch、4ch) |
サンプリング周波数 | 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz (48kHz 0.1% pull-up/downに対応) |
量子化ビット数 | 16/24bit |
タイムコードフレーム | 23.976 / 24 / 25 / 29.97DF / 29.97NDF / 30DF / 30NDF |
Windows | MP3からWAVへの変換に対応 |
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Mac | MP3/AACからWAVへの変換に対応 |
Windows | Windows Audio、Direct Sound、ASIO2.0 |
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Mac | Core Audio |