各機能のご紹介
編集作業効率を飛躍的に向上させる音声波形表示を可能にするV3.00リリース
V3.00主な新機能- タイムラインモードにおいて音声波形を表示するWAVEFORM VIEW機能を追加
※WAVEFORM VIEW機能追加は有償オプション - WAVEFORM VIEW機能を最大限に活かすための表示/操作および機能の最適化
- 快適な編集作業を実現する、RC-900でのリモートコントロール操作の最適化
- プレイリストモードにおいてAuto Cue機能を追加
放送局において使用される音響機器は、一般的なコンシューマオーディオ機器とは異なり高音質以外にも多種多様、かつ厳しいニーズに応える必要があります。これまで多くの業務用音響機器を販売、アフターサービスを続けてきたことによって蓄積されたノウハウや情報を結集し、テープレス時代の新しい放送業務仕様レコーダー/プレーヤーとして『HS-4000』は開発されました。
放送局でのポン出し用途に最適化された仕様群
『HS-4000』においては、放送局におけるニーズのうち特にポン出し用途に対して最適化を図っており、専用コントローラーであるRC-HS32PDと併用した場合にコンパクトかつ高音質、そして、使いやすいポン出しソリューションが実現します。国内メーカーならではとも言える表示の日本語対応も特筆すべき項目で、誰でもすぐに理解できるポン出しコントローラーは誤操作の減少にも貢献できるでしょう。『HS-4000』は、それぞれの特性を追求するだけでなくノウハウを結集し現場ニーズを調査することで、耐久性、運用効率、操作性、そして高音質をバランスし、更にポン出しという特殊用途に特化した次世代の放送業務仕様レコーダー/プレーヤーです。
RTOS採用によりウイルスなどの外部流入に耐える環境構築
運用効率面では、LAN接続によるファイルベース運用を実現しながらも危険性排除のために外部ネットワークに接続できないという、汎用パーソナルコンピューターシステム最大の問題点を回避することが可能です。RTOS採用の専用機ならではの安全性により、ファイルベース運用本来の利便性を実現します。また、様々な外部機器と接続する必要がある放送局での運用をスムーズに行うために、外部制御は複数の外部制御端末の同時接続が可能となっています。
幾度にも渡る試聴評価で選び抜かれた高音質パーツ
音質面も放送現場の高い要求に応える高音質録音再生を実現しています。使用されるパーツのひとつひとつは、自社内の音響評価施設で幾度にも渡る試聴評価を経て優れたパーツをセレクトしています。DACには定評あるBurrBrown PCM1796、オペアンプにはJRC NJM5532を採用しているだけでなく、これらのパーツを運用効率と高音質をバランスできる回路構成に配置しています。もちろん、音質に多大な影響を与える電源部もこれに含まれています。
仕様
記録メディア | CFカード |
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ファイルシステム | FAT16、FAT32 |
ファイルフォーマット | BWF(ポリフォニック、モノフォニック) BWF-J(ポリフォニック、モノフォニック) WAV(再生のみ対応) |
インポート/エクスポート | AES31 |
チャンネル数 | 4 2×2 |
量子化ビット数 | 16ビット、24ビット |
サンプリング周波数 | 44.1k / 47.952k 48k / 48.048k 88.2k / 96k Hz |
クロックリファレンス | INTERNAL、WORD IN、VIDEO IN、 DIGITAL IN(CH 1-2 IN、CH 3-4 IN) |
タイムコードフレーム | 23.976 / 24 / 25 / 29.97DF / 29.97NDF / 30DF / 30NDF |
BALANCED(LINE) | XLR-3-31 (1:GND、2:HOT、3:COLD)、 バランス |
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入力インピーダンス | 4.3kΩ |
規定入力レベル | -20dBu / +4dBu(D.ref : -9dBFS以外) +6dBu(D.ref : -9dBFS) |
最大入力レベル (切り換え) |
A.Input : +6dBu +15dBu(D.ref : -9dBFS) A.Input : +4dBu +18dBu(D.ref : -14dBFS) +20dBu(D.ref : -16dBFS) +22dBu(D.ref : -18dBFS) +24dBu(D.ref : -20dBFS) |
BALANCED(LINE) | XLR-3-32 (1:GND、2:HOT、3:COLD)、 バランス |
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出力インピーダンス | 100Ω以下 |
規定出力レベル | -20dBu / +4dBu(D.ref : -9dBFS以外) +6dBu(D.ref : -9dBFS) |
最大出力レベル(切り換え) | A.Output : +6dBu +15dBu(D.ref : -9dBFS) A.Output : +4dBu +18dBu(D.ref : -14dBFS) +20dBu(D.ref : -16dBFS) +22dBu(D.ref : -18dBFS) +24dBu(D.ref : -20dBFS) |
BALANCED(MONITOR) | XLR-3-32(1:GND、2:HOT、3:COLD)、 バランス |
出力インピーダンス | 100Ω |
規定出力レベル | +4dBu(D.ref : -9dBFS以外) +6dBu(D.ref : -9dBFSS) |
最大出力レベル | A.Output : +6dBu +15dBu(D.ref : -9dBFS) A.Output : +4dBu +18dBu(D.ref : -14dBFS) +20dBu(D.ref : -16dBFS) +22dBu(D.ref : -18dBFS) +24dBu(D.ref : -20dBFS) |
AES/EBU | XLR-3-32 |
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フォーマット | AES3-2003 / IEC60958-4 (AES/EBU) |
AES/EBU | XLR-3-31 | |
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フォーマット | AES3-2003 / IEC60958-4(AES/EBU)、 | |
入力サンプリング周波数 | 44.1 / 48kHz / 88.2 / 96 / 176.4/192kHz (Single/Double/Quad) |
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S/PDIF | RCAピンジャック | |
フォーマット | IEC60958-3(S/PDIF) | |
自動判別 | IEC60958-3(S/PDIF) | |
入力サンプリング周波数 | 44.1 / 48kHz / 88.2 / 96 / 176.4/192kHz (Single/Double/Quad) |
TIMECODE IN | XLR-3-31(1:GND、2:HOT、3:COLD)、 バランス |
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入力インピーダンス | 10kΩ |
入力電圧 | 0.5V~10Vp-p |
フォーマット | SMPTE 12M-1999準拠 |
TIMECODE OUT | XLR-3-32(1:GND、2:HOT、3:COLD)、 バランス |
出力インピーダンス | 100Ω |
出力電圧 | 2Vp-p |
フォーマット | SMPTE 12M-1999準拠 |
WORD/VIDEO IN | BNC |
入力インピーダンス | 75Ω |
入力電圧 | 5V、TTL相当(WORD IN)1Vp-p(VIDEO IN) |
WORD/VIDEO OUT | BNC(WORD THRU/WORD OUT切り換え) |
出力インピーダンス | 75Ω以下 |
出力電圧 | 5V、TTL相当(WORD OUT) |
ETHERNET | RJ-45 |
対応規格 | 100BASE-TX、1000BASE-T |
USB | タイプA |
フォーマット | USB2.0 HIGH SPEED(480Mbps) |
KEYBOARD | ミニDIN 6ピン(PS/2) |
REMOTE | etherCON |
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PARALLEL | D-sub 25ピン |
RS-422 | D-sub 9ピン |
RS-232C | D-sub 9ピン |
電源 | AC100~240V、50-60Hz |
消費電力 | 19W |
外形寸法 | 482.6(幅)×94(高さ)×317.1(奥行き)mm |
質量 | 5.1kg |